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「歌会始の儀」に臨む天皇、皇后両陛下と愛子さま=2025年1月22日午前10時48分、皇居、代表撮影
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 歌会始の儀が22日、皇居・宮殿の「松の間」で開かれ、今年の題の「夢」を詠んだ歌が天皇、皇后両陛下の前で披露された。皇族方も陪席し、両陛下の長女愛子さまは初めての出席となった。

記事の後半で歌をご覧になれます

記事の後半で、天皇陛下や皇族方、選者、入選者の歌を紹介しています。

 例年、公務や災害被災地のお見舞いのため、皇后さまと国内の各地に足を運んでいる天皇陛下は、訪問先で触れあった子どもらが将来の夢を生き生きと話す様子をうれしく思い、そのときの印象を歌にした。

 皇后さまは昨年6月の英国訪問で、天皇陛下と共にオックスフォード大を再訪した際の心情を詠んだ。結婚するまで外務省に勤務していた皇后さまは同大大学院で2年間、国際関係論を学んでおり、34年ぶりの再訪となった。陛下と共に再訪できたことをうれしく、感慨深く思うと共に、若き日の志を今ひとたび思い起こしたことを歌に込めた。今年の代表皇族として歌が披露された高円宮妃久子さまは、一昨年、長女承子さまと訪問したヨルダンのパレスチナ難民キャンプで、医師や教師、政治家になりたいと夢を語っていた若者の現在に思いをはせた。

 陪聴者として招く人の人数を…

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